約3年ぶりの『はみがき指導』が再開
新型コロナウイルス感染症からあけて
令和5年5月8日より、新型コロナウイルス感染症が『5類感染症』に移行されることになりました。令和2年2月に全国一斉臨時休業となった学校現場では、調理実習や大勢で行う体育祭や文化祭等が、ほとんどできなくなりました。特別支援学級や特別支援学校でされていた『はみがき指導』も制限されていましたが、この5月8日より再開されるところが増えるようです。
子どもたちの歯の状態は?
しかし、久しぶりの『はみがき指導』であるため、この約3年間で子どもたちの歯の状態がどうなっているのか、正直にわからないのが本音だと思います。定期的に歯科検診があるとしても、歯磨きをしているか、それともしていないかで、口腔ケアの課題が今後見えてくると思います。
歯があることで美味しく食事ができる
歯は、一生使っていくものでありますから、毎日のケアが重要となることは誰でもわかることです。子どもだけでなく、大人も歯磨きは一生続くものだと思います。それに、食事をするときは、歯がないと美味しく食べることができません。約3年間の空白で、口腔内の状態がどうなっているかわかりませんが、これからの『はみがき指導』に力を入れ、そこから食べることの大切さ、食の幅を広げる重要性を教えていかなければならないと思います。
『5類感染症』への移行をきっかけに
新型コロナウイルス感染症が『5類感染症』になったからといって、完全に収束したわけではありません。ですが、このきっかけで、口の中の環境や歯の状態について学ぶのはいかがでしょうか。歯について学ぶことで、食育への広がりが見えてくるのかなと思います。
文責:木村 裕之(NPO法人まなひろ)